レディースエンドジェントルメン!

俺はブラボー!
先月誕生日だった男さ!

そんな俺に粋な奴らがサプライズをしてくれたのさ!俺は幸せものさ!最高にハッピーな誕生日プレゼントを貰ったぜ!


今日書くのはそんな、みさおが「フワンテ杯初参加で優勝」という最高のプレゼントを俺から目線でみーんなにもお届けするぜ!このハッピィな気持ち、みんなに届け☆スマイル溢れろ☆プリンプリンホッピー☆


それはフワンテ杯の前の晩まで遡る。
みさおはずっと一人で考えてたんだ
俺は知ってる、何で俺はみんなの力になれないんだろうって考えてやがった。
あいつ、ずっと苦しんでた・・・

そんなあいつに手を差し伸べてやれなかった後悔もある。
だけどあいつは一人で立ち上がったんだ。

あいつは、、、俺の背中を目標にしてやがった。

「ブラボーのデッキのようにぶっ飛んだ構築で勝ってやる。あいつと同じ頂きに立ってその勝利の景色を見てやる」だってよ。泣かせるじゃねぇか。


そうあいつが手にしたデッキは「ミュウアイアント」だった。



・・美しい。
その壊れ加減こそ君を彩るミステリー色の覚悟。俺は涙を流したんだ。感動の涙を・・・初めてな。・・・恥ずかしいこと言わせんじゃねぇよ畜生・・



そしてみさおのフワンテ杯の予選が始まったんだ!

それはそれは烈火の如く怒涛の4戦だった。
俺はまともにみさおの対戦を見れなかった。
それほど眩しかったんだ。あいつの覚悟の重さ、半端じゃなくアチィ。チェケ。

レインボーエネルギーによって負傷したミュウが傷つきながらも相手の山札を渾身の1撃で削ってゆく様。俺はそれを見て大昔に戦死した相棒を思い出したんだ。まるで・・・呂布。お前がまた生き返ったんじゃないかと思ったよ。そんなわけねぇのにな。


みさおはフワンテ杯の予選を抜けた。

何 の 問 題 も な く 抜けやがった。
信じれるかって?到底無理な話だよ、だけど真実なんだ。
だけど本当にすごいのはここから。
血と血が交差する決勝トーナメントはここから始まる。




みさおは決勝トーナメントにデッキを変えるといい始めた。
俺は何度も言った。それだけは辞めろ!と

だけどあいつはアイアントはもう通用しないことを見切ってたのさ。
あんなに善戦してくれたアイアントを潔く切る心の強さ。
俺にはわからねぇ、わからねぇよ。こいつどんな過酷な環境で育ったきたんだ!?どんな少年時代を過ごしたらここまでのハートが手に入る?
その強靭なメンタル・・・・言葉が出ねぇ。


するとみさおは何かにとりつかれたようにデッキを組み始めた。
みるみるうちに1つのデッキが仕上がったのさ。



それは・・・闇よりも深い黒。血の流れより赤いイベルタルだった。
混沌の海に揺蕩う、その漆黒の黒こそイベルタル。

そのイベルタルデッキを見た瞬間、俺は身動きが取れなくなった。

「なんだ!?この湧き上がるプレッシャーは!まるで虎に睨まれているようだ・・・」

そう。
デッキは一つの命としてこの世に生を受けていた。
エデンを追放されたアダムとイブはこの世に男と女を作り、そして3つめ。遥か遠くから世界を見守る役目としてイベルタルデッキが誕生し、そのデッキが今この地球に一つの命として産声を上げたのだ。

このデッキがもたらす天変地異
もう俺の想像の域を越えていた・・・



圧倒的な破壊力で1人、2人と猛者をなぎ倒し、最終決戦の時を迎える。


うおおおおおおお!
みさおが吠えた!
イベルタルのイビルボールが収束する!

まさか・・・この技は・・・


そう、技は進化する

彼のポケモンたちは過去を凌駕する。


悪の力が収束したイビルボールはデスボールへと変わった。




悪悪悪 デスボール
相手プレイヤーは次の番、命を失う。



命を弄ぶ禁忌を犯した。
だが、冥府の王であるみさおには

・・・人の命など・・・



だが相手プレイヤーも黙ってはいなかった!
9歳の少年、その名はツバサ!
ツバサは古の金色の戦士の末裔だった!


「ヨガキック!ヨガキック!!」



なに!?2回のヨガキックを巧みに駆使することによりデスボールの軌道を変えた!?だがそれだけではデスボールは躱せない!どうする!?ツバサ!?


「ハァハァ、、、、もう駄目だ。チャーレムのヨガキックだけじゃデスボールを完全には消し去ることは出来なかったよ。チャーレム、レジロック、メレシー、みんな僕が盾になるから・・・早く逃げて」


だがポケモンたちはツバサの元を離れようとしない。
これが「愛」
真の愛は命を投げ出すほどに・・・これほど尊いものなのか!


「みんな・・・ごめん。僕が弱いばっかりに・・・。また来世でも・・必ず会おうね」



ツバサとポケモンたちは覚悟した。
デスボールで自分たちは消滅するんだ。と

そのとき!!


「ルチャーーーーーーーーーー!!!」


なんとツバサの手持ちのルチャブルが飛び出した。

「ルチャブル!?何をッ・・・・!?やめろぉおおおお!!!」



ルチャブルはデスボールに向かって走っていく。
そして・・振り返りながら呟く。


「ツバサ・・・生きて・・・」


「ルチャブルーーーー!!!!!」



デスボールはルチャブルに直撃した。
大きな炸裂音と共に暗闇が辺りを包む。
闇が晴れた、そこにルチャブルはもう・・・・


みさおはツバサに向かって言う。

「アーッハッハ!雑魚に助けられおって!貴様もそのゴミクズのように再度葬り去ってやる!」



ツバサはゆっくり立ち上がる

「ゴミクズ・・・?ルチャブル・・・ルチャブルのことかーーーーー!!」


ツバサの髪は立ち上がり、金色の光を放つ。そう、ツバサは金色の戦士となった。



ツバサはみさおの懐に飛び込んだ!

「くらえッ!ルチャブルの敵!レジパワー!!!」


だがみさおはそのレジパワーを軽く受け止めた!
そしてみさおの右手に闇が収束し、1本の闇の剣が作られる。


「貧弱貧弱ゥ!!」


闇の剣を振るいながら、みさおはツバサを追い詰める。
ツバサは両手でその剣をガードしていたが
・・・もうそのガードは長く持たない!


「だめだ!ガードが壊される…っ!!」


ガードが破壊され
そしてツバサは闇の剣の一撃をまともに食らってしまった。
夥しほどの出血。
だんだん意識が遠のいてゆく・・・



だが





「何!貴様!なぜ立てる!?完全に切り裂いたはずだ!」


そう、瀕死のツバサを再び立ち上がらせてくれたもの
それは気合のタスキだった!それをツバサは強く握りしめた。



「まさか・・・そんなもので・・・!?」


「これはルチャブルがいつも身についていたものだ!ルチャブルの魂と一緒にお前を倒す!!みさお!絶対お前を許さない!!」



次の瞬間!強い意志が奇跡を生んだ。
ボロボロになった気合のタスキがなんと一本の剣に変わったのだ。



その剣から何か脳に直接訴えかけてくる。
ルチャブルの声が聞こえる・・・


「ツバサ・・・ツバサ!よく聞いて。この剣は君に大きな力を与えてくれるよ。でもそれはたった1度きり。必ずみさおを倒して・・・」


ありがとう
ルチャブル



「行くぞ!みさお!」

「来い!ツバサ!」



二人の剣は激突した。
圧倒的に不利なのはツバサだ!
ツバサの体力はもう相手の1撃すら耐えることが出来ない!

それでもツバサは諦めなかった。
ルチャブルのことを信じていた。



そして二人の最大の技が放たれた


「イビルボォオオオオオオオル!!!」



「オールセルバァアアアアアアアン!!!」



その技はツバサ自身が光の刃になることだった。
眩い光がみさおを包み込み・・・そして・・・





俺が知っているのはここまでだ
この時激しい衝撃に吹き飛ばされ、気が付いたときには・・・俺はもう家のベットにいたんだ。

二人は生きているのか?それとも死んでいるのか?
何故ボロボロのタスキは突然パワーメモリに変わったのか?
まさかツバサの正体って…聖戦士ジガルデ…?まさかね。

謎は多いままだ。


だけど諦めない心さえ持てば、きっと何かを成し遂げることが出来る。


この物語の続きの主人公は君さ!

君がヒーローになって、この世界を照らし続けてほしい!

君の物語に栄光があらんことを!



THE END



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